うちはチェーン店じゃないから・・・
「うちはチェーン店じゃないから・・・」という方が多いのですが、だから何ですか?
私が手がけるメニューや入口看板には商品写真を使います。
それも、素人がスマホで撮影した写真ではなく、照明の当て方やお皿の角度、盛付けに拘った、見る人が「おっ、旨そう!」や「これ美味しそう!」と感じてくれる写真です。
写真の配置やメニュー名、価格表記のしかた、色使い、細部にまで拘ってデザインをするのです。
しかし、実際のデザインをお見せすると・・・「うちはちチェーン店じゃないからなぁ~」
と言う店主さん、オーナーさんがたま~にいらっしゃいます。
その後に続くご意見は「うちは世間では名が知れているお店だから写真はいらない」とか「ここまで綺麗にしなくてもお客様はきっと分かってくれる」とか様々です。
しかし、チェーン店のやっている事のどこがダメなのでしょうか?と私は言いたいのです。
1970年に東京都府中市に開業した「すかいらーく」はファミレスの先駆けとして今も尚語り継がれていますが、その写真入りのメニューを導入したのもチェーン店展開を始めた「すかいらーく」だったと私の中で記憶しています。
子供だった私はそのメニューブックをワクワクしながら見入って「早く決めなさい!」とよく親に叱られらものです。
それからというもの、「すかいらーく」は全国に店舗展開を続け3,000店舗まで推移をしたと聞いています。
そんな大企業が、莫大な費用を投じて行ってきたのが「どうすれば売れるか」と言うマーケティング研究です。
現在でもロイヤルチェーンブランドではほぼ料理写真を多用した販促をおこなっています。
その莫大な費用と長い年月をかけて編み出した販促手法こそ「視覚に訴える」販促で、それらには嘘偽りの無い実績があります。
こんな販促手法をタダで真似できるのですよ。
資本力のある企業が今もやり続けている販促手法を真っ向否定するなんて、私はとてもモッタイナイと感じるのですが皆様はどうお考えになりますか?